社会福祉士、精神保健福祉士と並ぶ福祉の国家資格(通称:三福祉士)のひとつ「介護福祉士」。専門的知識と技術をもって、身体や精神の機能が低下し、日常の生活を送るのに支障がある人達に対し、食事や排泄、入浴や外出などの介護を行います。当事者本人はもちろん、介護者(家族)に対する介護指導・助言も重要な仕事となります。
日常生活への援助や支援を必要としている人に対して、生活面での手助けのほか、精神面のケア、さらには、彼らの生活の自立をサポートしていくことのできる人材を育成していきます。カリキュラムは、基礎分野では人間と社会の理解を、専門科目ではコミュニケーション技術、介護過程、心と身体の仕組みなどをより深く学びます。実習では、基礎分野・専門科目で修得したことを発揮し、学生同士での衣類の着脱、ベッドから車椅子への移乗、実際に飲食しながらの食事介助などを行います。多数の地元福祉施設と協力し、食事介助、入浴介助などを、福祉の現場でさらに勉強します。実際の介護現場に近い環境での実習授業・施設実習に力を入れ、介護の専門知識・技術を即戦力のレベルで習得します。